[NoteShelf 3](https://apps.apple.com/jp/app/noteshelf-3/id6458735203) 2009年からある、デジタルノートアプリ。2017年にNoteshelf 2、2023年にNoteshelf 3が登場した。GoodNotesやNotabilityと比べるとペンツールの書き心地がアナログ寄り。 ![[8DA6E2C9-EBCA-405E-96C3-D739AC23D466_1_101_o.jpeg]] ## Noteshelfの豊富なテンプレート Noteshelfには豊富なテンプレート機能が用意されています。無料プランでも100種類のテンプレートが利用できます。 ![[3A07F65A-A07F-4FF7-B06D-891548211B70_1_101_o.jpeg]] ![[DFB704B2-B9EE-463A-987B-BCB4D421B617_1_101_o.jpeg]] ![[557D20CC-4F4A-48BE-920F-28E56A757848_1_101_o.jpeg]] ## NoteshelfのEvernote同期機能 NoteshelfにはEvernoteへの同期機能があります。Evernoteを日常使いしている人にとって、Noteshelfは大きなメリットかもしれません。 ![[2A5BBE26-CE1B-4709-855B-5CC64039CB8C_1_101_o.jpeg]] Noteshelf内からEvernoteへ同期したいノートを選択すると、自動的にEvernoteへ同期されます。 ![[2A238F84-48D1-42F3-884B-8C5BE3D544EE_1_101_o.jpeg]] ただし、Evernote上からは閲覧のみ可能で、編集はできません。ノートの確認しかできないため、どちらかといえばバックアップの要素が大きいかもしれません。手書きで考えたアイデアメモを見ながら、パソコンを使って資料作成などには向いています。 ![[66B5E4BF-0392-4753-95EB-CC4CF8704275_1_101_o.jpeg]] ## Noteshelfでハンドレタリング Noteshelfにはノートアプリには珍しい鉛筆ツールがあります。そして、消しゴムツールに「**鉛筆のみ消去する**」というオプションがあります。 ![[231031_IMG_5070.jpeg]] Noteshelfではボールペン・万年筆・フェルトペン・鉛筆の4種類のペンが使用できますが、その中の鉛筆ツールで書いたものだけを削除できるんです。 ![[231031_IMG_5069.jpeg]] お絵描きアプリと違って、多くのノートアプリはレイヤー機能を持ちません。ですが、Noteshelfを使えば、鉛筆ツールで下書きをし、ブラシツールで清書し、最後に消しゴムツールを使って鉛筆で書いた線のみ消して清書した線だけを残すことができます。この機能を使えば、カリグラフィー・レタリング作品が作成できます。 #### 鉛筆ツールで下書きをする まず最初にガイドとなる線を引きます。文字をどのあたりに書くかレイアウトの枠を鉛筆ツールで描きます。 ![[231031_IMG_5071.jpeg]] 枠や線に沿って文字を書くことでバランスよく描くことができるようになります。 ![[231031_IMG_5072.jpeg]] 鉛筆ツールの色は明るめの赤や青など、はっきり見える色がおすすめです。私は、下書きの線と清書の線の区別がつきやすいよう、普段は水色を使って下書きすることが多いです。 #### 下書きをなぞる 下書きが書けたら、万年筆やペンツールに持ち替えて、清書を進めていきます。 ![[231031_IMG_5073.jpeg]] 下絵があっても、だんだんズレて画面に収まりきらなくなることもあります。 ![[231031_IMG_5074.jpeg]] そんな時は、選択ツールで選択後、タップメニューから「サイズ変更」でサイズを調整します。アナログではなかなか難しい調整ですが、デジタルであれば簡単に大きさを変更できます。 ![[231031_IMG_5076.jpeg]] 完成しました。 ![[231031_IMG_5077.jpeg]] #### 最後に鉛筆の線を消す 消しゴムツールのオプションから「鉛筆のみ消去する」をオンにします。 ![[231031_IMG_5078.jpeg]] 文字の上から消しゴムツールをかけると、鉛筆ツールで描いた線のみ消えます。 ノートアプリにはレイヤー機能がないため、重なり合った線のどちらかだけを消すことが難しいのです。この機能を使えば鉛筆限定にはなりますが、重なった線でも簡単に消せます。 ![[231031_IMG_5079.jpeg]] #### フリー素材から背景画像を配置する Noteshelfはアプリ内でフリー画像を検索できます。「Xmas」で検索すると様々な画像が出てくるので、1枚選んでノートに配置します。Safariなどから画像検索してもいいでしょう。この時、日本語でも検索はできますが、英語で検索した方がたくさんの写真がヒットします。 ![[231031_IMG_5080.jpeg]] 写真を画面に配置すると、文字が隠れてしまいますが、画像のタップメニューから「後ろに送る」で背面に配置可能です。 ![[231031_IMG_5081.jpeg]] 描いた文字が見えるようになります。 ![[231031_IMG_5082.jpeg]] 写真に合わせて文字の色を変更します。後から文字の色を変更できるところも、デジタルのメリットの1つです。(文字を選択、タップメニューから「カラー」でパレットを表示) ![[231031_IMG_5083.jpeg]] 右上の「…」>「シェア」でPNG画像やPDFとして書き出しできます。 ![[231031_IMG_5085.jpeg]] #### ハンドレタリング以外にも使える 今回はハンドレタリングを例にしましたが、鉛筆ツールのみ消せることで、下絵は鉛筆、万年筆やペンツールで清書すれば、下絵だけを簡単に消すことができます。スライド資料やチラシ作成など、少しデザイン要素のあるものなら下絵に沿って写真や文字を配置していった方が、最終の仕上がりはまとまりやすくなるはずです。 ## Noteshelfの料金 Noteshelfは無料でダウンロードできますが、編集や機能が制限された利用となります。1500円のアプリ内課金(買い切り)でプレミアムにアップグレード可能です。 ![[231113_11.14.44ss.jpg]] プレミアムにすると手書き文字の検索が可能になり、ノート数の制限もなくなります。 また、Noteshelf AIの利用制限回数が100クレジットに増えます。 ## Noteshelfの使い方をもっと知りたいなら - 📘🤖 [GoodNotesとNoteshelfのAI機能](https://ipadworkers.substack.com/p/iwpodcast-110) - ✍️🎨 [Noteshelfでハンドレタリング](https://ipadworkers.substack.com/p/noteshelf-handlettering)