[「MarginNote 4」をApp Storeで](https://apps.apple.com/jp/app/marginnote-4/id1531657269) ![[D21DF4AA-DB15-47C1-ADD4-D03D452FED8C_1_102_o.jpeg]] MarginNoteは、教科書や書籍、論文といった長い文章PDFを読みながら、メモを取ったりまとめることが得意なPDFリーダー+ノートアプリです。学習効率を高める、知識管理と学習に特化しています。2024年の5月にMarginNote 3からMarginNote 4になりました。 PDF、EPUB、MP3、MP4など様々な形式のファイルをサポートし、マインドマップ、フラッシュカード作成、手書きレイヤー機能により、学習内容を視覚的に整理できます。無限キャンバス上でのスケッチ、AI搭載の自動コンテンツ抽出、高性能OCRエンジンなど、学習に役立つ機能が満載です。 Basic(無料)プランでは基本的なノート機能が使えます。Proプランは2000円(2025年3月現在)の買い切りで、Apple PencilやOCR機能などを活用した高度な学習が可能になります。Maxプランは8000円(2025年3月現在)の買い切りで、全Apple製デバイスでの利用や追加の専門機能にアクセスできます。14日間の無料トライアルも提供されているので、購入前に機能を試すことができます。 ## 手書きメモをカードのように並べられるMagrinNote3 MarginNote 3にはPDFやePubなどの読み込んだファイルに注釈を入れられる他、学習機能を使うと無限に広がる自由なノートを作成できます。 ![[img/220630_IMG_2197.jpeg]] フリーエリアは無限キャンバスで自由に手書きメモが書けます。さらに手書きツールはPencilKitのペンツールが選択可能です。 ![[img/220630_IMG_2198.jpeg]] 書いたメモを選択すると選んだ範囲をカード化できます。カード化すると、カード同士をくっつけたり、グループ化できるようになるのです。 ![[img/220630_IMG_2199.jpeg]] カード同士の親子関係だけでなく、カードとカードを結びつける「リンク」が使えることにともて魅力を感じています。 ![[img/220630_IMG_2201.jpeg]] リンクで繋ぐとカードの下にリンク先のカード情報が表示され、カード同士がリンクされていることがわかるように点線の矢印も表示されます。 ![[img/220630_IMG_2203.jpeg]] 親子の階層構造を持たせたものや、グループ化したものは、複数のカードをまとめて移動可能です。また、リンクしたカード同士はカードの場所をどこに動かしても、リンク状態を維持できます。 これによって、カード同士が遠く離れた場所に並べてあったとしても、すぐにリンクしたカードの参照が出来ます。 ![[img/220630_IMG_2204.jpeg]] カード化した手書きメモは後からでも再編集できるし、1つのカードを引用カードとして複製もできます。引用カードとして複製されたカードは、どのカードを編集しても全てのカードが書き変わります。 ## MarginNote 3を使って自分の頭の中の考えをカード式でまとめる MarginNote 3は、PDFの教科書や論文をカードで整理して、新しいことを覚えたり、理解したりなどの「勉強」のために使うことが想定されたものです。カードのリンク機能なども、教科書に出てくる用語の理解などに活用するのがもっとも一般的な使い方でしょう。 とは言え「アプリ開発者が考えている通り」にアプリを使わなければいけないなどというルールなんてありません。 論文を読むツールを(論文を読むように)思考をつなげて整理するツールとして使ってもなんら問題はありません。 フリーエリアだけに注目すれば、**自分の頭の中の考えをカード式でまとめるためにも十分使えそう**です。 フリーエリアに自由に思ったことを書き出して考えを可視化する。その後、考えたものの中から使えそうなものだけをカードとして書き出すことで、がむしゃらにたくさんカードを作るよりももう少し秩序立った思考の整理が行えるようになります。 「手書きで自由にメモが書けること」「書いたメモをカード化できること」「カード同士を繋げることができること」から、Zettelkasten(ツェッテルカステン)や梅棹忠夫のカード法、川喜田二郎のKJ法をiPad上で行うことができます。 [MarginNote 3にはMac版](https://apps.apple.com/jp/app/marginnote-3/id1423522373?mt=12)もあるので、Macを使えば広い画面でカードを俯瞰的に眺められます。 ![[img/220629_IMG_4486.jpeg]] カードの作成(メモ)はApple Pencilの使えるiPadで、カードの並べ替えやグループ化などは画面の広いMacでと使い分けると快適に使えそうです。 ただし、[Mac版のMarginNote 3](https://apps.apple.com/jp/app/marginnote-3/id1423522373?mt=12)はモバイル版と別アプリなので、フルバージョンにするには別途5740円が必要です。 MarginNote 3は[SETAPP](https://setapp.sjv.io/c/3134431/344490/5114)という、月額でアプリが使い放題になるサービスにバンドルされています。利用期間によってはSETAPPの利用もおすすめです。 SETAPPについては、こちらの記事で紹介しています。 🔥 [アプリの力で意志力を高める](https://ipadworkers.substack.com/p/iwpodcast-31) ## MarginNote 3で情報の構造化 [[📱Apple標準メモ]]でも箇条書きやチェックリストを使えば、簡易的なメモの構造化が可能です。ただし、箇条書きやチェックリストが使えるのは「テキスト」メモだけで、手書きのメモは構造化できません。 MarginNote 3を使うと、手書きメモでも構造化が可能になります。 ![[img/220725_PencilKit活用講座Snapshot03.jpeg]] 構造化することで、項目の折りたたみができるようになります。また、下の階層項目ごと移動させることも簡単です。 ![[227235_PencilKit講座010.jpeg]] ## Margin Note3の特徴 - PDFやePubなどのファイルの読み込み - Webページの読み込み - 学習に無限キャンバスのノートが利用できる - 余白にメモを書き込める - PencilKit(Appleメモアプリなどと同じツールが使える) - 文章の読み上げ機能あり ![[B9DB539B-F4CD-4973-8629-B82B48A58CAF_1_102_o.jpeg]] ## MarginNoteの使い方をもっと知りたいなら - 📇 [iPadで手書きメモをカード化してつなぐアプリ](https://iPadworkers.substack.com/p/iwpodcast-54)