[コンセプト](https://apps.apple.com/jp/app/コンセプト/id560586497) コンセプト (Concepts)は、ベクター形式のスケッチブック・ノートアプリです。[[📱Apple標準フリーボード]]が登場するまでは、コンセプトを使ってアイデア出しや思考整理をしていました。 アプリは無料でダウンロードできます。ただし、無料のままだとレイヤー数や書き出しなどに制限があります。 ![[CB4C47EE-BA60-4592-B410-C5C9ADFB1E1E_1_102_o.jpeg]] 無限キャンバスのアプリで、一般的なノートアプリよりもブラシの種類が多いです。水彩ブラシやコピックマーカーなど200種類以上のブラシツールがあり、スケッチなどに最適。2023年のベストiPadアプリファイナリストにも選出されています。 ![[231122_08.22.26ss.jpg]] ## 🤩コンセプトをどんな用途に使っているか 無限キャンバスの特徴も持っているため、アイデア出しや、マインドマップの作成、プロダクトスケッチ、などによく使われています。 書いたオブジェクトはベクター形式のため、後から拡大縮小を繰り返しても劣化しません。 他のノートアプリと大きく違うところは、計測ツールやレイヤー機能があり、追加すれば水彩ブラシなどブラシの種類も豊富で、ノートアプリよりもお絵描きアプリに近いところです。 ![[9775B79D-BE83-4FF5-A59B-E8C49B9349DD_1_102_o.jpeg]] アプリ自体は無料でダウンロードできますが、無料のままだと一部機能制限があります。アプリ内課金(買い切り・サブスクが選べる)で制限解除されるタイプです。 アプリ説明の画面を見ると、「お絵かき、スケッチ」感が強いですが、メモアプリとしても大変優秀です。 特にマインドマップのように上下左右に広げて描いていきたいようなものとはとても相性がいいアプリです。 ![[B7650871-D4A8-4FD7-8F77-FC9E81BB5D77_1_102_o.jpeg]] ### 自分テーマ(行動指針の設計) 毎年、年末〜年明けにかけて1年のテーマを考えるということをやっています。そのテーマが自分の行動指針になるというものです。 - 🎥[iPadで行動指針設計](https://ipadworkers.substack.com/p/2201seminar-mov) - ☃️ [iPadで1年を振り返る3つのステップ](https://ipadworkers.substack.com/p/2212seminar-mov) - 🚂 [バリュー・アクション・プランで描く夢のロードマップ](https://iPadworkers.substack.com/p/2301seminar-mov) ![[AED5DF7F-7D96-4C8A-B6CB-23D95BF894B3_1_102_o.jpeg]] いきなりテーマを考えるのは難しいので、中央に「年号」を書き、その周りに「家族」「仕事」「健康」「趣味」などのキーワードをつなぎ、マインドマップのように枝葉を伸ばして考えていきます。 ### 資料の整理・分析 コンセプトは画像をたくさん貼ってもそんなにアプリが重くなったりしません。(個人的な感想ですが) 2019年〜2022年まではSNSを育てるという意味で、Twitterのアナリティクス画面をスクリーンショットで撮影し、コンセプトに貼り付けていました。 ![[465FAA1F-B8CD-40DE-8D79-D30446B9A0C9_1_102_o.jpeg]] これを見ながら、こういう感じで投稿するとウケが良いみたいなものを分析しながら、投稿していました。現在はそこまでSNS成長に興味がなくなってしまったこともあり、2023年以降はやっていません。 ### 書籍のアイデア出し 書籍『iPadの引き出し』のアイデア出しにも使用しています。 送られてきた資料を貼ったり、参考画像を並べたりしながらアイデアをまとめます。 ![[FD22E9C7-2295-4D9D-B939-6D63DA2648CE_1_102_o.jpeg]] ここで挙げた3つの事例は全て1つのキャンバス内に配置されているものです。 ![[BB3634C9-2657-4EF4-84C9-C360F8A55153_1_102_o.jpeg]] 1つのキャンバス内に複数の要素を配置することで、他のことを考えている時でも自然と目に入る効果があります。 また、別のことをやっている時にふと思いつくことってありませんか?1つのキャンバス内で作業していれば、そういったものも簡単にキャッチアップできます。 過去のiPadセミナー『コンセプトを使った7つの図解講座』もアーカイブ配信しています。よければこちらもチェックしてみてください。 🎥 [コンセプトを使った7つの図解講座](https://ipadworkers.substack.com/p/concept-mov) ![[200718_コンセプト活用講座.jpg]] どの活用事例も、無限キャンバスアプリであればできそうなことなので、コンセプトに限った話ではありません。[[📱Apple標準フリーボード]]や[[📱Prodrafts]]でも同じことができます。 - 👩🏻‍💻[Prodraftsでのスライド管理方法](https://ipadworkers.substack.com/p/prodrafts-slide) - 🗺️ [Prodraftsで夢マップをつくる](https://ipadworkers.substack.com/p/dream-map) - 〽️ [フリーボードってどんなアプリ?](https://ipadworkers.substack.com/p/iwpodcast-75) UIが独特なので、コンセプトが誰にでもおすすめできるアプリか?と問われると、やや微妙な部分があります。 しかし、他ノートアプリにはない、レイヤー機能や豊富なブラシツールなどを使って少しお絵描きアプリよりなことをしたい人には、ピッタリな無限キャンバスノートアプリになるはずです。 ## コンセプトはスクイーズやバレルロールにも対応 コンセプトは、Apple Pencil Proのスクイーズとバレルロール機能にも対応しています。 ダブルタップやスクイーズには、設定から任意のアクションを割り当てられます。 ![[7372F1AA-4B3A-46D9-855D-3F8545688D6E_1_102_o.jpeg]] バレルロールにも対応しているので、M2以降のiPadなら、Apple Pencilを回転させるとブラシプレビューの向きが回転します。 ![[IMB_mhZw4Z.gif]] ## コンセプトの特徴 コンセプトでは三角方眼や3点透視などの少し変わったグリッドタイプも選べます。 ![[DFD3BCC0-2030-405E-A0EA-FB5542E4CBBD_1_102_o.jpeg]] プロ版ならグリッドの詳細設定が可能です。(カスタムグリッド)方眼の大きさ、色、方向などが変更できるので、自分好みのノートが簡単に作れます。 ![[E8DCB5E7-5736-4E5C-9931-E2FD9DF75118_1_102_o.jpeg]] スナップという機能を使えば、方眼グリッドに沿って線が引けるので定規いらずで綺麗な直線や四角形も書けます。(ライブスナッピング) ![[48D540D7-D3E6-4750-AF4E-B05391B60CA8_1_102_a.jpeg]] - ○無限キャンバス - ○レイヤー機能あり - ○計測(長さを測りながら線などが書ける) - ○ベクター系のデータで書ける(書いた後から線の色や太さが簡単に変更できる) - 三角方眼などのグリッドが使える - スナップ機能が使える - ▲やや独特なUI - ▲ピン・検索機能がなく書いた場所を見つけづらい ## コンセプトの使い方をもっと知りたいなら - ✍️ [無限キャンバスノートアプリ「コンセプト」にグリッドレイヤーが追加](https://ipadworkers.substack.com/p/concept5-9) - 🎥 [コンセプトを使った7つの図解講座](https://ipadworkers.substack.com/p/concept-mov) - 🤩🌟 [無限キャンバスアプリのコンセプトをどんな用途に使っているか](https://ipadworkers.substack.com/concepts-app)