[CardBeat – Plot Your Story](https://apps.apple.com/jp/app/cardbeat-plot-your-story/id1488252091)
CardBeatは、カード式のメモを無限キャンバスに並べることのできるメモ・ノートアプリです。小説、脚本、短編小説などのプロット作成用のツールと紹介されていますが、それ以外の使い方にも十分対応できます。
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PencilKit対応なので、手書きメモの書きごこちは[[📱Apple標準メモ]]と同じです。Apple Pencil Proのスクイーズに対応しており、ツールやカラーの切り替えが簡単にできます。(ただし、水彩・モノライン・クレヨン・万年筆ツールはありません)
## CardBeatの特徴
- iCloud同期あり
- PencilKit対応(Appleメモとの互換性あり)
- ダブルタップで編集や削除など指での操作もシンプルで使いやすい
- カードの外にも描画可能
- テキスト入力はScribbleに対応
- ▲画像や図形機能はない
- ▲カード同士のリンクやグループ化機能はない
- ▲カードのサムネイルがファイルを閉じないと更新されない
※Macにも一応インストールできて、起動はするのですが、私の環境ではファイルボードがうまく開きません。
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アプリは無料です。カードを並べるためのボードを複数作成したい場合は、3500円の買い切りアプリ内課金でボード作成数無制限になります。
無料のままでも広告表示も一切なく、iCloud同期も使える便利なカード型メモアプリです。実際に使ってみると、その機能は非常にシンプルでありながら、私が求めていた要件をしっかりと満たしてくれるものでした。特にPencilKitを使える点が魅力です。
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## 💳🖊️CardBeatはカードの外側にも自由に文字や線が書ける
CardBeatは、決まったサイズのカード式ノートに手書きやテキスト入力でメモを書いて並べることのできるアプリです。
カードを並べる画面は無限キャンバスで、カードの外側にも手書きで線や文字を書くことができます。
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カードサイズの変更はできません。カードの罫線4種類(無印・ドット・罫線・方眼)と8色の色から選択できるだけです。
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カードには手書きのほかテキスト入力も可能です。
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フォントの種類や文字サイズは設定できません。文字サイズの設定はできませんが、文字数によって自動的にカード内に収まるように調整されます。
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文字揃え3種類と太字・イタリック・アンダーバーのオプションのみ設定可能です。
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テキスト入力の上に手書きメモを重ねることもできます。
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## 🚀CardBeatを使ってカード式でまとめるメリット
手書きメモのメリットは、テキスト情報だけでは表現が難しい関係性などが、速く簡単に書けることです。
また、**カードという大きさの制約があることで、1つのカードに1つの要素をまとめる習慣がつきやすくなります**。これによって、情報を整理しやすくなり、後から見返した時にも理解しやすくなる効果も持ちます。
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カードという制約のあるメモと、カードを自由に並べられる無限のキャンバス、この2種類の性質の違うメモを行き来できることがカード式メモのメリットです。
アイデアを自由に広げたり、まとめたりが簡単にできます。
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CardBeatはカードのリンクやグループ機能がないため、情報の関連付けは少し苦手です。ですが、機能が少なくシンプルさゆえにとても使いやすいアプリになっています。個人的にはこういった出来ることは限られているが、シンプルで使いやすいアプリの方が使い勝手がよく、長く使い続けるアプリになる確率が高めです。
使い方次第で、タスク管理や企画書の作成、文章のアウトライン整理、さらにはアイデアのまとめなど、さまざまな用途に活用できそうです。
## CardBeatの活用事例
### 🧠CardBeatでブレインストーミング
新しいアイデアを出す際には、自由な発想と視覚的な整理が重要です。CardBeatの機能を活用することで、アイデア出しを効果的に行うことができます。
#### アイデアのカード作成
ブレインストーミングの最初のステップとして、思いついたアイデアを次々とカードに書き出します。アイデアが湧いた順にカードを作成し、無限キャンバス上に自由に配置します。
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#### カテゴリごとの整理
ある程度アイデアが出揃ったら、それらをカテゴリごとに整理します。カードの色や罫線を使って、アイデアの種類や重要度を視覚的に区別します。また、関連するアイデア同士を近くに配置することで、グループ化を行います。
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#### アイデアの評価と選定
最後に、出されたアイデアを評価し、実現可能性や影響力などの基準で選定します。重要なアイデアには目立つ色を使い、補足的なアイデアや改善案は別の色で区別します。これにより、次のステップに進むための計画を立てやすくなります。
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## CardBeatの料金
CardBeatは無料でダウンロード、使用できます。カードを並べるためのボードを複数作成したい場合は、3500円の買い切りアプリ内課金でボード作成数無制限になります。
iCloudでの同期機能は無料のままで利用できます。
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## CardBeatの使い方をもっと知りたいなら
- 📋📱 [iPadで実現するカード式メモ](https://ipadworkers.substack.com/p/cardbeat)
- 💳 [Obsidianの弱点を補うカード式メモ](https://knowledgestuck.substack.com/p/haruna008)
### 2024.1アップデート内容
2024年7月14日: iPadOS 17以上で新しいペンとブラシを追加
iPadOS 17以上で新しいペンとブラシが使えるようになります。
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クレヨン、万年筆、水彩ブラシ、モノラインの4種類が新しく追加されます。
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