Android版アプリは現在一般に公開されており、 https://obsidian.md/mobile からPlayストアのリンクにアクセスできます。
## 保管庫はどこに保存されますか?
Androidでは、Obsidianのホームフォルダは `Documents/Obsidian` の直下のパブリックドキュメントフォルダに保存されています。パブリックな `Documents` フォルダは通常はSDカードやエミュレートストレージ内に保存されています。
このホームフォルダ内のフォルダは保管庫として認識されます。このディレクトリに保管庫を同期またはコピーした場合には、Obsidianを開いた際に認識されます。
## 同期
Androidでは、ファイルの同期を行うために[[Obsidian Sync]]を利用するか、バックグラウンドでの同期が可能な他のサードパーティ同期サービスプロバイダーを利用するかを選択することができます。
### Obsidian Syncによる同期
デスクトップ版Obsidianと同様に、モバイル版でもビルトインの[[Obsidian Sync]]による有料同期サービスを提供しています。
Obsidian Syncを介して同期される保管庫のセットアップを行うには、まず空のローカル保管庫を新規作成してください。[[Obsidian URIの利用|保管庫間のURI]]が機能するように空の保管庫にはデスクトップ版アプリの保管庫と同じ名前をつけてください。
空の保管庫を開いたら、左サイドバーを展開して設定ボタンをクリックしてデスクトップ版と同じようにObsidian Syncをセットアップしてください。
1. アカウントタブからObsidianのアカウントにログイン
2. 同期のコアプラグインを有効化
3. 設定を開き、「プラグインオプション」の下にある「同期」タブを選択
4. 同期するリモート保管庫を選択
5. 全ファイルの同期が完了するまでアプリを開いたままの状態にする
Obsidian Syncの同期ステータスを閲覧するためには、スワイプして右のドロワーを引き出すことで、デスクトップ版と同様に同期ステータスのインジケータを閲覧できます。デバッグを行うため同期ログ等の詳細情報を得たい場合には、インジケータをタップしてください。
### サードパーティの同期サービスによる同期
端末内部のローカルフォルダを他のデバイスと同期させるために好きな同期方法を使用することができます。
携帯端末と他のデバイス間でのフォルダ同期を行うためのアプリをPlayストア上で見つけることができます。例えば、[Dropsync](https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ttxapps.dropsync)や[FolderSync](https://play.google.com/store/apps/details?id=dk.tacit.android.foldersync.lite)などのアプリがあります。
## ストレージのパーミッション
Obsidianの使用を開始すると、デバイス上のドキュメントとメディアへのアクセスを許可するようにプロンプト表示されます。
理想的には、選択した保管庫用フォルダのみのアクセス権のみを要求できるのが望ましいです。しかしながらAndroidのプライバシーフレンドリーなファイルパーミッション用API("Scoped storage"としても知られています)には、Obsidianが適切に機能することを不可能にさせるようないくつかの機能制限が存在しています。
大きなロードブロックは以下の2点です:
- Scoped strageでは、単一のファイルごとのアクセスに対して多くの外部パーミッションチェックの実行を行い、保管庫を開いてObsidianを使用する際に重大なパフォーマンス低下を引き起こします。
- Scoped strageでは、サードパーティの同期ツールを使用する際に重要な外部変更の監視方法を提供していません。
Googleはこの種のアプリのデベロッパーに対して、アプリに特別なパーミッションを与える方法を具体的に指示しています。Obsidianは例外リストにある2つのカテゴリー(「ドキュメント管理アプリ」と「デバイス上のファイル検索」)に属しています。詳細については、[こちらを参照してください。](https://developer.android.com/training/data-storage/manage-all-files)