Obsidianが他のノートアプリと異なる点の一つは好みの設定で複数のファイルを簡単に開けることです。 ファイルが開かれるウィンドウは「ペイン」と呼ばれるものです。ペインはいくつでも開くことができます。 ### 新規ペインを開く #### リンクを開く 通常は、ファイルへのリンクは `Ctrl`(WindowsやLinuxの場合)、または `Cmd`(macOSの場合) をホールドしながらクリックすることで新規ペインとして開くことができます。この方法はファイルエクスプローラでのファイルや、検索結果、バックリンク、グラフビューなどをクリックするときも同じです。 唯一の特筆すべき例外は編集モードです。編集モードでは、シングルクリックではリンクをたどるというよりもリンクのテキストそのものを編集することになります。リンクをたどるには `Ctrl/Cmd+Click` を使用してください。したがって、新規ペインでリンクを開くには `Ctrl/Cmd` と `Shift` をホールドしながらクリックする必要があります。 #### 現在のペインを分割する ペインのオプションを開き、「ペインを縦に分割」または「ペインを横に分割」を選択すると、対象のファイルを2画面で開くこともできます。 #### リンクされたビューを開く オプションメニューでは、「バックリンクを開く」や「ローカルグラフを開く」といったいくつかの項目においては現在のペインにリンクされた新規ペインを作成します。 ### ペインを再配置する ペインを移動するには、ペインの左上端にあるペインアイコンをドラッグします。ドラッグの最中はペインの移動先が分かるように可視化されたインジケータが表示されます。すでに存在するペインの四つのサイドのどこかにドラッグすることによって縦方向または横方向に分割し、ペイン中央にドロップするとペイン同士の位置を入れ替えることが可能です。 二つのサイドバーにペインをドラッグすることも可能です。サイドバー上のペインは若干異なった動作をするので、より詳しくは下にある[[ペインのレイアウト#サイドバーのペイン]]のセクションを見てください。 ### サイドバーのペイン サイドバーにあるペインにはいくつかの違いがあります。 #### サイドバーペインはタブとスペースを共有できます サイドバーペインにペインをドロップすると、サイドバーのセクションに新規タブが作成されます。同じサイドバーのセクションにある別のペインはそのタブアイコンをクリックすることでアクセスできます。 #### サイドバーペインはタイトルを表示しません これはワークスペースが散らかるのを防いでくれますが、いくつものファイルを開いておくよりもスクラッチパッドやデイリーノートといったすぐにアクセスできるようにしておきたいような重要なファイルを一つか二つだけキープしておくことがベストです。 サイドバーにあるファイルのタイトルを見たい場合はタブアイコンにカーソルをあわせてください。 #### サイドバーは簡単に展開できます 時々見るだけでよいペインがある場合は、そのペインをサイドバーにおいておくことでホットキーやコマンドで実に簡単に切り替えることができます。 #### サイドバーで編集とプレビューモードを切り替える 編集とプレビューモードを切り替えるホットキーはメインのワークスペースのみで機能します。サイドバー上ではタブアイコンを右クリックし、「プレビュー」または「編集」を選択することで二つのモードの切り替えを行うことができます。 ### ペインのレイアウトを保存、または読み込む [[ワークスペース]]のプラグインを利用すれば特定のペインレイアウトに簡単に戻すことができます。試してみてください。