ノートコンポーザーのプラグインを使用すれば、簡単に2つのノートを統合したり、ノートの一部を抽出してそのままノートへと変換することができます。 ## 統合 開いているファイルのオプションメニューから「ファイル全体を別ファイルに統合…」を選択することでノートの統合が実行できます。 代わりに[[コマンドパレット]]を開いて、「ノートコンポーザー: 現在のファイルを別のファイルに統合…」のコマンドを呼び出して統合を実行することもできます。 この操作によって統合対象のファイルを選択するメニューが立ち上がります。統合を承認すると、現在のノートへのすべてのリンクが統合先のファイルへのリンクとしてアップデートされます。 現在のノートはデフォルトではノートの下部に統合されますが、`Enter` の代わりに `Shift+Enter` を使用することでファイルの上部に統合することができます。 ## 抽出 ノートの抽出を行うには、テキストを選択した際に、右クリックをしてメニューから「現在の選択範囲を抽出…」を選択してください。または[[コマンドパレット]]から「ノートコンポーザー: 現在の選択範囲を抽出…」コマンドを使用することができます。 統合のプロセスと似たように、この操作により抽出した内容を統合するファイルを選択するメニューが立ち上がります。抽出した内容を統合したいノート名が検索結果として見つからない場合には、新規ノートが作成することが可能です。最初の検索結果を使用する代わりに新規ノートを作成したい場合には、`Ctrl/Cmd+Enter` を押してください。 ## オプション ノートコンポーザーにはいくつかの役立つオプションがあります。 ### 移動後のテキスト テキスト断片を抽出した後、新規ファイルへのリンクを抽出元のノートに残すのはよいアイデアとなります。デフォルトの状態ではリンクが作成されますが、埋め込みにするか、まったく何も残さないようにするかをこのオプションから変更できます。 ### テンプレートファイル 統合や抽出の際にはコンテンツを送信するだけでなく、テンプレートファイルを適用することも可能です。 このテンプレートファイルは次の変数を含むことができます。 - `{{content}}`: この変数の部分にはコンテンツが配置されます。この変数を含めない場合には、コンテンツがテンプレートの下部に自動的に配置されます。 - `{{fromTitle}}`: この変数の部分には作成元のノート名が配置されます。 - `{{newTitle}}`: この変数の部分には新規ノートのタイトルが配置されます。ファイルの上部にファイル名と同じ見出しを作成したい場合に便利です。 - `{{date:FORMAT}}`: カスタムフォーマットで複数のデータを追加可能です。例えば、`{{date:YYYY-MM-DD}}` をテンプレートに配置することで、ノートが作成された日時を追加することができます。 ### ファイルの統合を確認 ファイルの統合は破壊的な操作であり、ファイルを削除するためにデフォルトでユーザーに操作許可を確認します。望む場合には、この確認作業をスキップすることも可能です。 誤って統合を行ってしまい元に戻したい場合には、ファイルの復元を行うために[[ファイルリカバリー]]プラグインの使用を検討してください。