Obsidianにおいてノートの各コレクションは保管庫として扱われます。保管庫は一つのフォルダとそれに属するあらゆるサブフォルダからなります。現在あなたはObsidian内部のファイルフォルダである `Obsidian Help` の保管庫を見ている状態です。 コンピューター上に存在する他のどの保管庫も開くことができます。各保管庫ではそれぞれ独自の[[コアプラグイン|プラグイン]]と[[CSSのカスタマイズ|カスタムスタイリング]]を保持して開くことが可能です。例えばこれは、メモ用の保管庫が一つあり、それとは別に長い形式の文章作成用の保管庫を持ちたい場合などに役立ちます。 新規保管庫、またはすでに存在する保管庫を開くには、設定用の歯車アイコンの上にある「別の保管庫を開く」ボタンをクリックしてください。 ![[Vault picker.png]] オプションとして、既存のマークダウンファイルのフォルダを開くか、保管庫を新規作成するか(これは基本的にマークダウンファイルを入れておく新規フォルダを作成するだけです)、これらのヘルプドキュメントのファイルを含む特殊な保管庫を開くことができます。ヘルプドキュメント用の保管庫はObsidianの特殊ディレクトリの内部に保存されていますが、その点を除けば他のファイルと同じようにただのファイルのディレクトリです(詳しくは[[Obsidianにおけるデータの保存|Obsidianにおけるデータの保存]]を参照してください)。 [[内部リンク|内部リンク]]は保管庫同士で共有されることはありません。保管庫の中に更に保管庫を持っている場合は混乱させる可能性があるので、ネストされた保管庫の使用は推奨していません。 常に覚えておいてほしいのは、保管庫はただのマークダウンファイルのコレクションであるということです。つまり、ファイルシステム上で普通に移動させるなどのファイル管理の手法が利用可能であり、Obsidianは自動的に更新して最新状態に保たれます。 ### 保管庫間での設定の複製 テーマやプラグインなどのすべての設定は保管庫のディレクトリ直下の `.obsidian` フォルダに保存されています。このフォルダを保管庫から別の保管庫へコピーすると、すべての設定が複製されます。すべての設定を有効化させるにはObsidianを再起動する必要があるかもしれません。 このフォルダはいくつかのOSでは通常隠蔽されています。macOSでは `Cmd+Shift+Period` を使用して隠しファイルを表示することで `.obsidian` フォルダを表示できます。