Obsidianを開いたばかりの状態では、2つのドキュメントが表示されています。一つは左のペインにあるテキストファイルで、マークダウンシンタックスを使って編集できます。もう一つは右側のペインの、左と同じテキストファイルをHTMLもしくはPDFドキュメントとして出力する場合の _プレビュー_ です。プレビューの状態では見え方が異なるものがある可能性に注意してください。リンクは最も分かりやすく、プレビューの状態ではブラケットで囲まれていません。リンクをたどるには、プレビューペインではリンクをクリックします。編集ペインで `Ctrl/Cmd` をホールドしながらリンクをクリックすることで同様にリンクをたどることができます。前のページに戻りたい場合はショートカットキー `Ctrl/Cmd+Alt+Left arrow` を利用してください。
別の方法として、現在開いているノートに対してリンクしているノートが右側の**バックリンクパネル**に表示されます(バックリンクをより詳しく知りたい場合は[[バックリンク|こちら]])。
迷子になってしまったときや、Obsidianで他に何ができるのか知りたい場合は、`Ctrl/Cmd+P` を押すとコマンドパレットが現れます。コマンドパレットでは、「戻る」といったコマンドを入力すると、オプションが短いリストにフィルターされ、ホットキーがある場合は表示されます。
基本的に、Obsidianはコンピューターに保存されている一連のマークダウンファイルを扱うためのツールです。マークダウンに不慣れな方のために説明すると、マークダウンとは強力なフォーマットを備えたプレーンテキストです(より詳しく知りたい場合は、[[ノートをフォーマットする|Markdown]]を参照してください)。結果として、あらゆるものについて定期的にノートをとって保存したいという場合にObsidianはうまく役立ってくれます。
例えば、お気に入りのブランドについてノートを取りたい場合を考えて見ましょう。二つのブラケットで囲まれたノート名を例として `[[お気に入りのブランド]]` として入力してみてください。
ここでやってみましょう(編集ペインで入力していることを確認してください)。
テキストとブラケットが青色になっていることに気づいたでしょうか。これは現在リンクになっているということを意味します。プレビューモードでリンクをクリックしてみてください(編集モードなら `Cmd+Click`)。そうすると空白のノートが現れます。なんでもいいのでそこに好きなことを書いてみましょう。書き終わったら、ショートカットキー `Cmd+Alt+Left arrow` を使うか、右側にある**バックリンク**バネル内のこのノート名([[基本的なノートテイキング]])をクリックしてここに戻ってきてください。リンクのナビゲートの詳細については[[内部リンク]]を参照してください。
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新規作成したノートは左側のファイルエクスプローラに自動的に現れることに注意してください。Obsidianでは存在しないファイルのリンクをクリックした場合、自動的にそのファイルを作成します。これは `[[心に浮かんだどんなこと]]` についても `[[自然に書く]]` ことができるということを意味しています。どこにファイルを作成するかということについていちいち頭を悩ますことはありません。この機能はObsidianを自由に思考するためのすばらしいツールにしています。もしノートのタイトルが作成時に意図したものでなかったと気づいた場合は、ウィンドウのトップでファイル名を変更できます。その際、Obsidianが自動的にそのノートへのリンクを更新します。
そこからは、必要とするどんな種類の構造でも作ることができます。多くの人は、ノートの主要なグループをリストするために `目次` ノートを作成したいと考えるでしょう。分類を作るのに #タグ を使うこともできます(タグをクリックすると #タグ を含むすべてのノートが表示されます)。強調しておきたいこととして、あなたが作成する構造はあなた自身のために機能するものでなくてはなりません。自然に感じるような構造から始めることをお勧めします。Obsidianには十分に柔軟性があるため、後から再編成するのは比較的簡単です。
注意してください!このヘルプドキュメント内に作成したノートは新しいリリースによって上書きされてしまいます。もし保存しておきたいメモを作ってしまった場合は、別の保管庫に移してください。詳しいやり方については、[[複数の保管庫での作業]]を参照してください。
より高度なテクニックを使った例について知りたい場合は、[フォーラム上のいくつかのワークフロー](https://forum.obsidian.md/t/example-workflows-in-obsidian/1093)を見てみてください。