しばしば、同一のファイルを別の文脈において複数の名前で参照したいというような場合があります。これらの別の名前のことを「エイリアス」と呼びます。
例えば、あなたのパートナーの名前を、フルネーム、ファーストネームのみ、またはネックネームなどで参照したいような場合や、「Artificial intelligence」をその省略「AI」で参照したいような場合。さらに多数の言語を知っていて、同一の概念をそれについて言及されているノート内の言語と同じ言語で参照したいような場合にエイリアスが役に立ちます。
### エイリアスを設定する
次のようにノートの[[YAMLフロントマター]]内でエイリアスのプロパティを指定することでエイリアスを利用できます。これはバージョン0.9.16から利用できます。
```
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aliases: [AI, Artificial Intelligence]
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```
このセクションが機能するにはノートの一番上に位置しなくてはならないということに注意してください。
将来的には、フロントマターにエイリアスを手動で書き下すよりも、よりユーザーフレンドリーなエイリアスの管理方法を考えています。
### エイリアスを使ったリンク
ファイルへのエイリアスを設定したら、オリジナルのページへのリンクに `[[エイリアス]]` を書くことが可能になります。次のようにオートコンプリートリストにリダイレクトアイコンが表示されます。
![[Insert alises.png]]
表示テキストと内部リンクは `[[ノートにエイリアスを追加する|エイリアス]]` というように挿入されます。
ノート: エイリアスへのリンクは相互運用性の観点から `[[エイリアス]]` として挿入**されません**。これによって別のソフトウェアでも同様に認識できるようにしています。
### リンクされていないメンションを見つける
ノートへのエイリアスを設定した後、ノート名とエイリアスの両方でリンクされていないメンションを見つけることが可能になります。
例えば、「AI」を「Artificial intelligence」へのエイリアスとして設定すれば、[[バックリンク]]セクションで他のファイルでの「AI」へのメンションを見ることができるようになります。
このメンションをリンクにする場合には、表示テキストがエイリアスに設定されたリンクが作成されます。「リンク」ボタンをクリックすると、上記の例ではメンション元の `AI` は `[[Artificial intelligence|AI]]` になります。