## **1. 誘導(深呼吸とリラックス)** 「じゃあ、ゆっくり目を閉じて…… ふーっと、息を吐いてみよう。 吸って……吐いて…… それだけでいいよ。 僕の声にだけ、意識を向けながら、 吸って……吐いて…… 呼吸に合わせて、心がふわっと静かになっていく。 ……うん、そのまま。 このまま、しばらく深呼吸を続けようか。 自然に、穏やかに…… 少ししたら、呼吸は自分のリズムに戻しても大丈夫。」 ## 🌀【初心者対応版】1. 誘導(深呼吸とリラックス) 「じゃあ、ゆっくり目を閉じてみようか。 ……うん、それだけで大丈夫。もう、最初の一歩は踏み出せてるよ。 ふーっと息を吐いて…… 吸って……また吐いて…… ただそれだけ。とってもシンプルなこと。 “ちゃんとできてるかな?”って思わなくていい。 この時間は、がんばらなくていいんだよ。 僕の声だけに、ちょっとずつ耳を傾けていこうね。 ほかのことは、どうでもいい。いまは、君のペースで、呼吸してるだけでいいから。 吸って……吐いて…… ……自然に、ゆっくりと、落ち着いていけるね。」 --- ## **2. 深化(身体の脱力と沈み込み)** 「じゃあ……ゆっくりと、力を抜いていこう。 頭のてっぺんから、あたたかい力がすーっと下りてくるよ。 おでこ……まぶた……頬…… やわらかく、とけていくように…… 首、肩……腕の先まで…… 背中も、お腹も、脚の先まで…… じんわりと、重くなっていく。 まるで、静かな水の中に沈んでいくみたいに…… ふかく…… もっと、ふかく…… 身体の重さにまかせて、どこまでも沈んでいこう。」 ## 🌀2. 深化(重さのイメージと小さな成功体験) 「じゃあ、このままリラックスを深めていこう。 体がベッドに少しずつ沈んでいく感じ、なんとなくでもいいからイメージしてみてね。 まずは頭のてっぺんに、あたたかい光がぽっと灯る…… その光が、ふわーっと降りてきて、 おでこ……まぶた……ほっぺたを通って…… じんわり、力が抜けていく。 もし“よくわからないな”って思っても大丈夫。 『そうなってるつもり』だけでも、ちゃんと意味があるからね。 首、肩、腕……ゆるんでいく。 手の先まで、ふわぁっと温かくて…… 力が抜ける感じ、少しだけでもわかるかな? ……うん、それで十分だよ。 ゆっくり、背中、お腹、脚の先まで…… 全部が、重くなっていく…… ベッドに沈んでいく…… どこまでも、ふかく……気持ちよく、沈んでいける。」 --- ## **3. トリガー設定(指パッチン+「0」)** 「じゃあここで、ひとつ“スイッチ”を作ってみよう。 僕が“0”って言って、指を鳴らしたら…… 君は、すーっと、さらに深く沈んでいく。 いくよ? **3、2、1……0(指パッチン)** ……落ちていく。 もう一度…… **0(指パッチン)** 心がふかく沈む。 **0(指パッチン)** 意識が、静かに奥のほうへ溶けていく…… 僕の声だけが、残っていく。」 ## 🌀3. トリガー設定(わかりやすさ重視の「0」誘導) 「今の君は、しっかりリラックスできてる。 だから、もっとスムーズに催眠に入っていけるように“スイッチ”を作っていくね。 僕が“0”って言って、指を鳴らしたとき―― 君は、ふわぁっと、意識が沈んでいく感覚になるよ。 うまくできてるか不安だったら、**“沈むフリ”をするだけ**でもいいんだ。 それが、だんだん本物になっていくから。 いくよ。 **3、2、1……0(指パッチン)** ……ふわぁっと、沈んでいく。 もう一度。 **0(指パッチン)** ……力が抜けて、頭の中が静かになっていく。 **0(指パッチン)** どんどん、気持ちよくなって…… 自分の重さにまかせて、深く、ふかく……沈んでいけるよ。」 --- ## **4. 人形化誘導** 「……ねぇ、想像してみて。 今の君は、ベッドに仰向けで、すっかり力が抜けて…… そのまま、ひとつの“人形”になっていく。 やわらかくて、静かで…… 関節はなめらかに動くけれど、 自分では動こうとしない。 まるで、誰かにそっと置かれた、大切なお人形のように…… 感情も、意志も、ない。 ただ、そこにあるだけの存在…… 動かず、語らず、静かに、そこにいる。」 --- ## **5. 人形化深化(復唱)** 「……じゃあ、今から僕の言葉を、感情を込めずに繰り返してみてね。 ただ、口が動くだけ。心は、空っぽのまま。 “**私はお人形**”……言ってみようか。 ……そう、いいよ。 もう一度。“**私はお人形**” ……感情を込めずに。機械のように、ただ復唱するだけ。 “私はお人形” “私はお人形” ……何度も、くりかえすたびに、 心がどんどん静かになっていく。 考えなくていい。感じなくていい。 ただ……存在しているだけ。 それが、とても自然で……心地よくなっていく。」 --- ## **6. 操作と静かな幸福感** 「さて……お人形さん。 君はもう、自分から動こうとしない。 でも、僕が言葉をかけると……身体は自然に、すっと動く。 “右腕を持ち上げて”って言われたら、ふわっと上がって、 “ゆっくり戻して”って言えば、そっと戻る。 動かされるまま……なめらかに、しなやかに…… まるで見えない糸に導かれているように。 不思議と、それが心地いい。 考えなくていいことが、どこまでも楽で…… すべてを預けることが、こんなにも落ち着くなんて。 自分の中にあったざわざわが、全部消えて…… 空っぽなのに、満たされている。 静かな、やさしい幸福感が、 糸を引かれるたびに、すーっと広がっていく。」 --- ## **7. トリガー設定(再トランス)** 「この感覚……また味わいたくなったら、すぐ戻れるようにしておこうね。 これから先、僕の声で“**お人形さん**”って言葉を聞いたら、 心も身体も、ふわっとゆるんで…… すぐに、今みたいな静かな場所へ、沈んでいけるよ。 安心して、ふかく、ふかく…… 思い出すだけで、戻ってこれるから。」 --- ## **8. 解除(カウントアップ 1→5)** 「それじゃあ、そろそろ現実に戻ってこようか。 僕が1から5まで数えると、 意識がはっきりして、身体も軽くなってくるよ。 **1……身体に感覚が戻ってくる** **2……呼吸が自然なリズムに** **3……頭がすっきりして** **4……まぶたが軽くなって** **5……目を開けて、戻ってくる。おかえり。」 --- ## **9. 安眠暗示(オプション)** 「もしこのあと、眠れなかったら…… 目を閉じて、“お人形さん”だったときのことを、思い出してみて。 なにも考えなくていい。 なにも感じなくていい。 ただ、静かに、そこにいていい。 それだけで、心がふわっと緩んで…… そのまま、気持ちよく眠っていける。 ……無理しないでね。 そのまま、ゆっくり、おやすみ。」